Medical Korea

脊椎

韓国で脊椎治療を受ける理由

01 脊椎変性疾患の治療と手術における韓国の世界的な位置づけ open
- 韓国は、脊椎手術・治療の先進国で、低侵襲脊椎手術の先進国です。
  
  論文数が最も多いのは中国（30.15％）で、次いで韓国（28.68％）、アメリカ（13.97％）、ドイツ（9.31％）、日本（4.90％）の順でした。
出典

欧州脊椎ジャーナル（2020）29:153-160に掲載された研究論文です。
02 脊椎変性疾患に対する手術の成功率 open
低い再発率・再手術率
- 腰椎椎間板ヘルニア再発率
  - 経椎間孔的内視鏡下腰椎椎間板切除術 : 4.2％
  - 肉眼または顕微鏡による椎間板切除術 : 3.3％
- 脊柱管狭窄症の再手術率
  - 固定術 : 5.9％
  - 減圧術 4.0％
- 患者満足度 : 90％
出典

Ahn Y, Lee SG, Son S, Keum HJ. 痛症医師. 2019年5月;22(3):295-304.

Kim SK, Park SW, Lim BC, Lee SC. J Neurol Surg A Cent Eur Neurosurg. 2020年9月;81(5):392-398

Hyun SJ, Jung JM. J Korean Neurosurg Soc. 2018年11月;61(6):661-668
03 脊柱側弯症手術の成功率 open
- 脊柱側弯症手術の成功率
  - 特発性脊柱側弯症の場合、80％～90％
  平均入院期間
  - 約5日
  5年内再入院率
  - 3％未満
出典

SmartCare‘脊椎’(KHIDI, 2017)
04 世界最高水準の脊椎手術件数の推移 open
- 韓国国民健康保険公団の主な手術統計年鑑によると、脊椎手術の総件数は2004年の92,390件から2019年には174,868件に増加しています。
出典

韓国の脊椎外科医が発表した研究論文 J Clin Neurosci 2017;36:6-11.

2019年国民健康保険公団統計

先進治療

01 脊椎変性疾患に対する最小侵襲脊椎手術（MISS) open
- 脊椎変性疾患は、脊椎分節の継続的な使用により、関連構造物に進行する病理学的退行性変化です
  
  近年、MISS分野の研究は大きく進展しています脊髄退化変性疾患の治療・手術
臨床症状

激しい痛み、神経圧迫による神経障害
臨床的治療
非外科的治療 :薬物療法、注射、体操外科

治療 :顕微鏡による脊椎手術と低侵襲脊椎手術（内視鏡手術）
合計39ヵ国がMISS研究に貢献
- 1997年から2018年の間に合計408件の論文が確認されています。
  - 中国 (30.15％)
  - 韓国 (28.68％)
  - 米国 (13.97％)
  - ドイツ (9.31％)
  - 日本 (4.90％)
- 最高h-index論文
  - 韓国 (23)
  - 米国 (18)
  - ドイツ (16)
  - 中国 (11)
  - 日本 (7)
出典

研究論文.脊椎(Phila Pa 1976). 2017年11月15;42(22):1717-1722。
02 UBE(片側進入双穴内視鏡)手術 open
- 腰椎固定術は、分節不安定症などの腰椎変性疾患に対する治療法の選択肢の一つです。現在、腰椎変性疾患に対しては、様々な低侵襲脊椎手術が試みられています。最近では、腰椎減圧・固定術の分野でも脊椎内視鏡手術が試みられています。
  
  その中でもUBE手術が注目されており、韓国の脊椎外科医が新しい手術法を開発し、論文として発表しています。以下は、韓国の神経外科医がこれらの外科的手術法を紹介し、同手術法の結果を発表した研究の一部です。
- - - A:術前の側面X線写真では、L3-4に椎間孔狭窄症を伴う脊椎変性すべり症が認められます。
    - B:完全内視鏡下腰椎椎体間固定術後の術後側面単純X線写真
    - C:術後14ヵ月の矢状面CT画像で、椎体間固定を示す。
  出典
  
  研究論文.神経外科フォーカス,2017,43.2:E8.
- - - A:片側進入双穴内視鏡下減圧術で使用する機器。0.4mm 径関節鏡
    - B:層間の空間を露出するために特殊設計された解剖機具とシリアル拡張器
  出典
  
  研究論文.神経外科ジャーナル:脊椎,2016,24.4:602-607.