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医療サービス

移植

韓国で移植を行う理由

  • 01 韓国は体系的な基盤を確立しています
    • 2000年に臓器寄贈に関する法律が制定され、KONOS(韓国臓器移植管理センター)が設立されたことにより、政府レベルでの臓器移植の支援・運営が開始されました。死体したドナーからの臓器提供をより確実にするための独立機関の必要性に応えて、2009年に脳死患者からの臓器提供及びその管理を推進・促進するために、KODA(韓国臓器組織寄贈院)が設立されました。
  • 02 韓国における臓器移植件数の成長
    • 2000年以降、全国的に臓器移植が行われるようになり、韓国における臓器移植件数は着実に成長しています。
    Growth of Organ Transplantation in Korea : Kidney,Lung,Liver,Pancreatic Duct,Pancreas,Small Intestine,Heart,Cornea,Total
    腎臓 肝臓 膵管 膵臓 小腸 心臓 角膜 合計
    13,279 1,383 6,371 18 813 21 2,467 5,940 30,295
    出典
    KONOS (韓国臓器移植管理センター)
  • 03 韓国における生体臓器寄贈者の状況
    • 韓国は、アジア太平洋地域の中で人口100万人当たりの生体臓器寄贈者数が最も多く、世界でも100万人当たりの寄贈者は2位です(IRODaT 2022)。
    出典
    国際臓器寄贈及び移植登録(IRODaT)
  • 04 世界最大規模の生体肝移植プログラム
    • 韓国では1997年に初の生体肝移植(LDLT)手術が行われました。それ以来、生体肝移植手術は着実に成長を遂げてきました。現在韓国は、年間手術件数のうち生体肝移植手術の比率が最も高く、これは世界一の割合を記録しています。
      韓国では人口100万人当たり21.61人が生体肝移植手術を受けており、この数値は世界最多です(IRODaT 2022)。
      一方、韓国では1969年に初の生体腎移植(LDKT)手術が行われました。それ以来、生体腎移植手術は着実に成長を遂げてきました。韓国では人口100万人当たり26.4人が生体腎移植手術を受けています(IRODaT 2022)。
    出典
    KONOS(韓国臓器移植管理センター)/ IRODaT(臓器移植国際共同体)
  • 05 韓国における生体ドナー臓器移植の優れた結果
    LDLT(生体肝移植)の成功率
    Successful Rate of LDLT(Living Donor Liver Transplantation) : 移植後経過年数,生存,死亡
    移植後経過年数 生着率 死亡率
    LDLT 1年移植片 94.5 88
    LDLT 3年移植片 90.3 82
    LDLT 5年移植片 89.3 77.3
    • * KOTRY(韓国臓器移植レジストリ)年次報告書2019_肝臓 - 2014年から2019年の間に行われたLDLT
      ** 2020年10月時点のOPTN(米国臓器調達及び移植ネットワーク)のデータに基づく- 2008年から2015年に行われたLDLT
    グラフト,6 ヶ月,1 年,2 年,3 年,4 年,5 年
    移植片生着率 6 ヵ月 1 年 2 年 3 年 4 年 5 年
    全移植数 93.3% 91.6% 88.7% 86.9% 85.6% 84.9%
    生体ドナー移植 95.8% 94.5% 91.8% 90.3% 89.3% 89.3%
    死体ドナー移植 84.3% 81.1% 77.6% 75.3% 73.3% 71.5%
    出典
    KOTRY(韓国臓器移植登録)年間報告書_肝臓2019
    LDLT(生体肝移植)の成功率
    グラフト生存率,6 ヶ月,1 年,2 年,3 年,4 年,5 年
    移植片生着率 6 ヵ月 1 年 2 年 3 年 4 年 5 年
    全移植数 97.8% 97.1% 96.5% 94.3% 93.2% 90.5%
    生体ドナー移植 98.9% 97.1% 96.5% 94.3% 93.2% 90.5%
    死体ドナー移植 96.0% 94.9% 93.7% 91.3% 89.0% 86.1%
    出典
    KOTRY(韓国臓器移植登録)年間報告書_肝臓2019

先進治療

  • 01 韓国における肝臓・腎臓移植の技術革新
    • 韓国は、多くの革新的な新しい外科技術を開発し、現在では世界のほとんどの施設で標準的な技術となっています。2007年に移植前に抗ABO抗体を除去できる減感作療法を導入して以来、韓国では血液型不適合LT、KT移植を成功させています。2019年末現在、合計11,682例の血液型非適合LDLTが成功しており、2007年2月以降、2019年までに2,501例以上のABO不適合LDKTが実施されました。ABO不適合LDKTは急速に増加しています。
    出典
    KONOS (韓国臓器移植管理センター)
    • 韓国では、1991年に初めて2家族間のドナー交換(Swap)プログラムが行われ、2005年にはウェブベースのアルゴリズムによるマルチペアドナー腎臓交換が開始されました。
    • マルチペアドナー腎臓交換の概略図
  • 02 韓国における生体肝移植の技術革新
    • 生体肝移植で世界一の座を占める韓国では、肝移植に関するさまざまな外科技術が開発され、現在ではその多くが世界的に一般的に使用されています。
    肝移植の最先端機器事例
    • 韓国では臓器移植の際にもロボット手術が行われています。10倍に拡大された立体映像で手術部位を詳細に見ることができ、ロボット手術により最小限の切開で傷跡を最小限にすることができます。
    • 腎移植
    • 免疫抑制療法
    • 手術後の合併症管理
    • 治療と手術のコラボレーション
    韓国での移植事例
    • 韓国は世界で初めて「2:1生体肝移植」を実施しました。 手術過程は従来の1対1生体肝移植よりはるかに複雑ですが、2対1生体肝移植の成功率と生着率は従来の1対1生体肝移植に匹敵するものです。血液型が異なっても、再発率が高い肝臓癌においてさえ、韓国の医療スタッフは肝移植手術を成功させることができます。
    出典
    峨山医療センター、http://www.amc.seoul.kr/asan/information/journal/journalDetail.do?journalId=12381
    Dong-A University Hospital, www.damc.or.kr/05/02_2017.php?bbscode=press&reCategory=&key=&keyword=%EB%A1%9C%EB%B4%87
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