Medical Korea

リハビリ

韓国でリハビリを受ける理由

01 神経脊髄ロボットリハビリ療法 open

神経脊髄ロボットリハビリ療法 : 原因,診断名
	原因	診断名
神経系	脳卒中、脳障害、脳腫瘍、パーキンソン病、認知症など	神経機能障害、障害、身体障碍放射線検査:X線、コンピュータ断層撮影（CT ）スキャン、磁気共鳴映像法（MRI）神経生理学的検査：神経伝導検査（NCS）、針筋電図検査（EMG）、体性感覚誘発電位（SEP）、最大呼気圧（MEP）試験:脊髄損傷の神経学的分類に関する国際標準（ISNCSCI）評価
脊髄	交通事故、墜落事故、スポーツ外傷などの外傷。脊髄炎、腫瘍、血管奇形、脊柱管狭窄症などの非外傷。
ロボット	脳卒中、外傷性脳損傷、脊髄損傷、パーキンソン病、小児脳性まひ（CP）等

歩行ロボットを用いたリハビリ

韓国では、国産のP&Sメカニクス製「ウォークボット」やCurexo製「モーニングウォーク」が、多くの医療機関で脊髄損傷患者に広く利用されており、治療効果も報告されています。

リハビリに活用される下肢リハビリロボット

- ウォークボット®
- モーニングウォーク®

出典: Walkbot2015.cafe24.com; www.curexo.com

ウェアラブルウォーキングロボット

西江大学校ロボットシステム制御研究所と延世大学校医科大学医学生体力学及びロボットリハビリ治療研究所が共同開発したウェアラブル歩行ロボットとWalkONスーツを韓国の研究者が積極的に開発しています。脊髄損傷で下半身麻痺した患者が着用したこのスーツは、2016年の障害者向けロボット世界大会「サイバスロン」で3位に入賞しました。

ウェアラブルウォーキングロボット（WalkONスーツ及びANGELEGS）によるリハビリ療法

出典: エンジェルロボティクス、angel-robotics.com

上肢ロボット支援リハビリ療法

韓国は、上肢リハビリ治療用ロボットの開発に積極的に参加し、従来型の同種ロボット研究も行っています。また、従来型ロボットの課題を解決した新しいリハビリ治療用ロボット開発にも取り組み、その効果が報告されています。

ウェアラブルウォーキングロボット（WalkONスーツ及びANGELEGS）によるリハビリ療法

出典

海外で開発された上肢ロボット支援リハビリの効果に関する報告書
(Shin JH et al, Arch Phys Med Rehabil 2017)
出典

韓国で開発された上肢ロボット支援リハビリの効果に関する報告書
(Kim GW et al., J Rehabil Med 2018)

先進治療

01 心臓リハビリ治療 open
- 対象 : 冠動脈疾患、心不全、心臓・末梢動脈疾患に対する処置・手術を受けた患者
- 効果 : 運動能力の回復、心理的安定、心血管危険因子の管理、心臓病の再発防止、追加手術の必要性の減少など。
心肺運動試験
- 患者の心肺機能や運動能力を正確に評価するために、心肺運動試験（CPX）を実施します。ストレス心電図検査と呼吸ガス分析検査で構成されています。
- 心肺運動試験
- プロフェッショナルモニタリングシステムでは、心電図（ECG）をモニターし、血圧や自覚的運動強度の測定も行います。
02 肺リハビリ療法 open
- 対象 : 慢性閉塞性肺疾患（慢性気管支炎、肺気腫）呼吸筋力低下（神経筋疾患、脊髄損傷患者）→慢性呼吸不全の患者
- 効果 : 気道分泌物の除去、合併症の予防、患者の日常生活能力の向上を図る。
咳補助装置
- 吸気筋と呼気筋の代わりに咳を誘発する装置です。肺に陽圧をかけ、その後、瞬間的に陰圧をかけることで、咳に似た強い有酸素力を発生させます。
咳補助装置の使用方法
- 頸部の筋肉が十分に機能し、言葉の発音や食事の摂取が可能であれば、侵襲的方法（気管切開チューブや気管内チューブなど）を用いずに、非侵襲的な人工呼吸補助装置を提供することができます。患者は、利便性、発声、摂取、睡眠、快適性などの点で、この方法を好んでいます。
- 咳補助装置
- 非侵襲的方法
出典

Seong Woong Kang、肺のリハビリ、生涯教育コラム.韓国医師会ジャーナル.2016;59(9):705-712.