すべての韓国人は1989年に全国民医療保険制度が導入されて以来、健康保険および医療支援を通じて診療を受けている。2008年末までの健康保険受益者数は、1.84百万人の医療支援対象者を合わせて合計48.16百万人(韓国人と外国人含む)に達した。
韓国の医療機関と病床数は増え続けており、2008年までの医療機関数は54,165で、2000年に比べて約1.4倍に増えた。 歯科病院の184に対し、伝統医学病院は139だった。医療機関の数が増えるにつれ、病院の病床数もまた2001年の288,953床から478,654床に約1.7倍増加した。
韓国における診療システムの効率を高め、質の高い医療サービスを確保すべく、1989年に全国民医療保険制度が施行され、医療機関を第1次診療機関、第2次診療機関および第3次診療機関に分類する医療サービス供給体制が構築された。このような体制はアクセスの便宜とあわせ、病気の重症度に応じて患者が異なる診療レベルの医療機関を利用するように促すことを目的としている。軽い症状の患者は近所の診療所(第1次診療機関)を利用でき、それよりも重い合併症のある患者は病院(第2次診療機関)、総合病院(第2次診療機関)、または全診療科目に対応している総合病院(第2次・第3次診療機関)を利用できる。韓国の診療所は29床以下の病床を有する医療機関を指し、病院というのは30床以上の病床を備えた医療機関を指す。総合病院は100床以上の病床を備えた医療機関が含まれる。100~300床の病床を備えた総合病院は内科、外科、小児科、産婦人科のうち3つの診療科目を有するほか、放射線科、痲酔および鎮痛処置科、健康診断科、または病理学科を含めて最低7つ以上の診療科目を備えていなければならず、各分野に専門医を保有していなければならない。300床以上備えた 総合病院は各診療分野の専門医に対する条件に加え、歯科および精神科を含めて9つの診療科目を保有する必要がある。総合病院は重病患者の治療に必要な人材とその他物的資源を共に備えていなければならず、地域のニーズを考慮して総合病院に指定されている。緊急事態を除いては、診療所や病院の医師から紹介状をもらった患者のみ、総合病院で治療が受けられる。
緊急医療機関は中央医療機関、区域医療機関、専門医療機関、地域医療機関、地方分院緊急診療センターに分類されている。韓国の場合、455の緊急医療機関が運営されている。 韓国では現在、国民健康保険法によって全国民が医療保険および医療支援政策の適用を受けている。2008年末までに医療保険の適用を受けた人数は約48.16百万人で、約1.84百万人が医療支援の適用を受けている。
韓国の医療保険および医療供給体制は、韓国内に居住していない外国人患者が登録された医療機関で治療を受けたとき、彼らには適用されないが、外国人患者に提供する病床数は第3次診療機関で全病床数の5%を超えてはならない。様々な医療機関が外国人との意思疎通を円滑に行えるように英語、中国語、日本語、ロシア語およびその他外国語を流暢に駆使できるコーディネーターとあわせ、国際的な治療センターを備えて世界的レベルの医療サービスを提供している。外国人は各医療機関の国際治療センターや外国人患者を担当するコーディネーターを介し、治療について質問できる。患者は治療の決定を行う前に、治療方法について医師と相談することもできる。






























